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市場の動向

当社の主事業である生花祭壇事業における市場動向をご紹介しております。

■生花祭壇事業
葬祭関連市場は高齢化社会を背景に今後30年間は拡大が見込まれる有望な市場。 新規参入業者が増え、競争は激化の様相。喪家様のニーズも多様化。技術力と商品力の高さが差別化の鍵。

景気後退に伴う法人や個人のギフト花の需要の減少、少子化に伴う婚礼市場の縮小等に伴い、葬祭市場は花き関連では数少ない有望な市場とみられています。その結果、葬祭関連は今後生花業者の新規参入が相次ぎ競争が激化していくと思われます。しかしながら、葬儀は突発的に発生し、また喪家様のご要望が多様化していることから、高い対応力が求められます。当社ではその変化に対応できる技術力と商品力が差別化の鍵となると考えています。

生花祭壇事業は 葬儀における主要商品である生花祭壇や供花等を提供する事業となります。
市場動向をみるポイントとして、
等が挙げられます。

死亡人口
厚生労働省「平成21年 人口動態統計(確定数)の概況」(平成22年9月発表)によると、死亡者数は144万2407人であり、前年比は同率でありますが、ここ数年のとしては高齢化社会を背景に増加傾向にあり、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成18年12月推計)では、今後、死亡者数は年2%と漸増ながら右肩上がりで上昇していき、約30年先の平成52年にピークを迎え、166万人に達することが予想されております。これに伴い、葬祭ビジネスも引き続き拡大していくと考えられます。

死亡人口推移
厚生労働省 人口動態調査
ビューティ花壇の事業が関連する死亡者数や婚姻数等の動向が把握できる統計データが発表されています。

経済産業省 特定サービス産業動態統計調査
ビューティ花壇の事業が関連する葬祭業や結婚式場業の動向が把握できる統計データが発表されています。

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※死亡人口は国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口」 (平成18年12月推計)によります。

葬祭業界の動向
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、葬儀業の平成22年の売上高は前年比2.7%増の5,009億8,400万円、取扱件数は前年比5.2%増の343,574件と市場は引き続き拡大傾向にあります。マーケットの拡大が見込める葬祭業では、葬祭専門・冠婚葬祭業者に加え、ホテルや電鉄、農協、生協などの新規参入も相次いでおり、葬儀社間の競争が激化してきております。また新しい流れとして、生前から葬儀内容の「取り決め」をしておく「生前予約」や「事前相談」の制度もみられるようになるなど、葬儀情報の普及や新興企業による葬儀料金の明瞭化・パッケージ化が進んでおります。

上記に加え、1件あたりの葬儀単価は、故人や遺族の高齢化による近所付き合いや社会的つながりの希薄化による会葬者の減少、ご家族・ご親族・近しい人だけで故人とのお別れを偲びたいという家族葬のニーズの高まりによる葬儀の小型化により下落傾向にあります。また葬儀業界の競争激化と消費者の嗜好の変化は、価格面だけでなく、大きさ、デザインなど生花祭壇のスタイルにも大きな影響を与えています。

家族葬など葬儀の小型化傾向の高まり 故人の趣味や人柄などを表現する創作生花祭壇
家族葬など葬儀の小型化傾向の高まり 故人の趣味や人柄などを表現する創作生花祭壇

生花祭壇の普及率
生花祭壇の発祥の地は北海道ないし九州と言われており、当社も九州の熊本で創業致しました。当時、これらの地域以外では、社葬や政治家・著名人の葬儀・お別れ会を除いて生花祭壇はほとんど見られませんでした。当社が平成12年に東京に進出、ビデオや講習会による生花店や葬儀社生花部への自社技術の公開と指導、また営業活動の拡大を行って以来、関東をはじめてとして、最近は東北や関西でも一般の葬儀で生花祭壇が見られるようになり、日本全国での生花祭壇の普及しつつあります。

葬儀における生花祭壇の普及率に関する正確な統計データは出ておりませんが、当社の推計では創業の地である九州においては生花祭壇の普及率は高く、80〜90%程度とみておりますが、関東地区においてはまだ30%程度と死亡人口の増加に伴う葬儀件数の増加のみならず、生花祭壇の普及率においても市場の拡大余地はまだ残されていると考えております。

生花店・葬儀社生花部への技術講習会
生花店・葬儀社生花部への技術講習会

洋花祭壇志向の高まり
近年、仏花・葬儀花を象徴する白キクを中心とした生花祭壇だけでなく、洋花や色花をミックスした洋花祭壇も多くみられるようになってきました。またキクを全く使用せず、洋花や色花だけを使用した祭壇や生け花の生け込みや一般的な洋花アレンジメントの手法を取り入れたものもみられるようになり、新しい生花祭壇のスタイルが登場してきたといえます。

また家族葬の普及や故人を偲ぶお別れ会などが増えていく傾向にある中、故人が好きだった花や故人の人となりを表現する花で祭壇を作ってほしい、という要望の高まりも洋花を使用する比率を高めてきていると思われます。
キクは美しいラインをつくる職人芸的なテクニックが必要と言われます。実際に洋花祭壇においてもキクはメリハリをつけたり、美しい曲線を出す花材として多用されています。一方で洋花は高いライン挿しの技術よりも素材そのものの色彩や形状を活かしたり、デザイン感性が求められる傾向にあります。生花祭壇のデザインが多様化する中、キクと洋花双方の花材の特徴を活かせる高い技術力と商品提案力が差別化の鍵であり、それを有することが優位性を維持することにつながると考えております。

洋花祭壇 故人の趣味や人柄などを表現する創作生花祭壇
洋花祭壇 モダン・フューネラル・デザイン祭壇

このように葬祭業は、安定して拡大する有望なマーケットであるが故に、新規参入を目論む業者も多く競争がますます激化していくと考えられます。また消費者の嗜好の変化に伴う葬儀スタイルや生花祭壇のデザインの多様化により、技術力・商品提案力のある企業だけがこの複雑な市場状況で成長する構造を浮き彫りにしています。

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株式会社 ビューティ花壇